
涙色遠恋
第1章 奇跡的な出逢い
『有り難とう
ございました。』
『……ああ……
待ってるから、
早く支度しろ。』
『……はい……』
家に入ると母が、
リビングに居た。
『---結奈---あんた、大阪ですって?』
『---うん---ごめん。
話してる暇無いの。チーフ来てるの!』
『……あら……
じゃ挨拶して来る♪あ、結奈、
そのボストンバックに、だいたい用意しといたから♪
足りないのだけ、
持って来なさい!』
『……わあお♪……ほんとに?
有り難とう♪
お母さん♪』
---助かる---これで10分は違う!
---さすが---母上様♪
急な指令多いから、お母さんももう、
慣れたのね。笑
私は急いで、
部屋に入って、
支度を始めた。
私は適当に服を選ぶ……
正直、服なんて、
適当でいいと思う。仕事に行くんだから……
---ただ---
好印象な服は、
心がけてた。
---今回---
相手が若いから、
膝丈ぐらいの、
スカートを選んだ。後はモヘアのニット♪♪
---うん---
これなら大丈夫ね♪
---私は---
全身用の鏡で、
チェックして、
母が荷造りしてくれた、中身を確認してそこに、
足りない物を詰めてようやく、
10分後完了した。
慌てて玄関に向かう。玄関先から、
母とチーフの、
話し声が聞こえた。
