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涙色遠恋

第1章 奇跡的な出逢い

『……どうも……
毎回すみません。』


『---いえ---家の娘お役に立ってます?』



『---はい---もちろん♪
いつも助かってますよ♪』



『……チーフ……
すみません。
お待たせしました。』



『---いや---待って無いぞ?
早かったな?』



『---はい---母がしといてくれました♪』



『---ああ---お母さん♪
有り難とうございます♪』



『いえいえ♪』



『……じゃあ……
娘さん、
お借りします!
行くぞ!』



『---はい---じゃあお母さん。
有り難とう!
行って来ます!』



『---結奈---気をつけてね!』



『はいはい。』



『---じゃ---失礼致します。』


こうしてチーフと、私は
東京駅に急いだ。



東京駅に着いて、
私はチーフにお礼を言って、
急いで改札口へと、向かう。



『……チーフ……
有り難とうございました!
行って来ます!』



『……ああ……
新谷!
気をつけてな!
帰って来たら、
飯奢ってやるよ♪』


『……チーフ……
ほんとですか?♪』


『……ああ♪……』


『嬉しい
楽しみです♪
じゃ行って来ます!』



私は急いで、
大阪行きのホームに向かった。



その時大阪行きの、電車が到着した。
どうやら時間通りの電車に、
間に合ったみたいだ。



……良かった……



自由席だったが、
平日だった為、
余裕で座れた。
私は席に座ると、
さっき買ったばかりの、缶コーヒーを開け、一口飲んだ。



そしてさっき、
チーフがくれた、
彼の写真と資料に、もう一度目を通した。







---深海涼---






何度見ても文句の、着けようの無い程のイケメンである。



今時の茶葉の肩までのサラサラの髪……



切れ長の涼し毛な瞳……



身長は175cm程か?
痩せ形の体系。


どれを取っても、
女子達がほっとく訳は無かった……




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