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愛され方の方程式

第3章 早すぎた夏

 俺が向かったのは図書室だ。

 あそこはエアコンもついていて、めっちゃ快適。さらには私語を話す奴が皆無だから超静か!

 まさに、完全なる『神域』。
  
 俺はそんなことを考えながら、図書室へ入った。

 図書室は相変わらず静寂に包まれていて、響くのはページをめくる音ぐらいだ。

 この学校の図書室は何気広い。てか無駄に広い。絵本とかもあるからね。

 (相変わらず静かすぎんだろ、ここ。)

 俺は適当な本を手に取り、席に座った。

  ~~~数十分後~~~

 俺はすっかり寝落ちていたようだ。
気付くと時計は授業10分前くらいを差していた。

「やっべ、帰んねーと」

 俺は枕代わりにしてしまっていた本を本棚に戻しに行った。

 そこで、またしても厄介な人物に会うとも知らずに...。

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