
君の背中
第1章 中総体
「もーね!とにかく松本が
かっこよかったの!」
『はいはい』
呆れたように笑う
友達の瑠衣
『でもさぁ、優梨も無謀だよね
優梨って松本と同じクラスも
なったことないし
小学校も別だったんでしょ?
てことは面識もないんじゃないの?』
…そう
私は松本と他人に等しい存在
それに…
『それに松本って日和が好きなんでしょ?』
瑠衣の言う通り
松本は2年の頃まで付き合っていた
杉野日和-スギノ ヒヨリ-が好きらしい
「ひよちゃんになりたい
ひよちゃんみたいに顔小さくて
髪も柔らかいストレートで
目も大きくて…」
ひよちゃんは私のコンプレックスを
全てひっくり返したような…
とにかく可愛い顔
一方私は
二重だけどなぜか大きいとはいえない目
剛毛の髪の毛
そして、大きい顔
でもただ一つ筋の通った鼻は
気に入っていたりする
そんな鼻も私が持っていたら
ガラクタと化するんだけど
『わかんないよ?
明日偶然松本とすれ違って
LINE聞かれるかもじゃん?』
「バカ瑠衣
そんなことあるわけないじゃん」
そう言いながら
いつの間にか私は笑っていた
瑠衣にはいつも救われてる
『それにさ、
優梨言うほど顔悪くないよ?』
お世辞にしか聞こえないから。
でも、折角言ってくれてるのに
そんな返答はできず
小さく
「ありがと」
そう返した
『おぅ、まぁ明日から頑張りな?
松本とせめて友達にはなれるようにさ』
友達…かぁ、
友達ならまだ望みはあるかな‥?
かっこよかったの!」
『はいはい』
呆れたように笑う
友達の瑠衣
『でもさぁ、優梨も無謀だよね
優梨って松本と同じクラスも
なったことないし
小学校も別だったんでしょ?
てことは面識もないんじゃないの?』
…そう
私は松本と他人に等しい存在
それに…
『それに松本って日和が好きなんでしょ?』
瑠衣の言う通り
松本は2年の頃まで付き合っていた
杉野日和-スギノ ヒヨリ-が好きらしい
「ひよちゃんになりたい
ひよちゃんみたいに顔小さくて
髪も柔らかいストレートで
目も大きくて…」
ひよちゃんは私のコンプレックスを
全てひっくり返したような…
とにかく可愛い顔
一方私は
二重だけどなぜか大きいとはいえない目
剛毛の髪の毛
そして、大きい顔
でもただ一つ筋の通った鼻は
気に入っていたりする
そんな鼻も私が持っていたら
ガラクタと化するんだけど
『わかんないよ?
明日偶然松本とすれ違って
LINE聞かれるかもじゃん?』
「バカ瑠衣
そんなことあるわけないじゃん」
そう言いながら
いつの間にか私は笑っていた
瑠衣にはいつも救われてる
『それにさ、
優梨言うほど顔悪くないよ?』
お世辞にしか聞こえないから。
でも、折角言ってくれてるのに
そんな返答はできず
小さく
「ありがと」
そう返した
『おぅ、まぁ明日から頑張りな?
松本とせめて友達にはなれるようにさ』
友達…かぁ、
友達ならまだ望みはあるかな‥?
