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色にでにけり 恋

第12章 教えて、先輩

「・・・っく・・・っ。」


何度も甘い舌を吸い上げる。


「はぁ・・・あ・・・ふッ。」



遥暉の息が上がって上出の肩をつかんだ。


息を開放してやるかわり、遥暉のシャツの裾をまくって手を滑り込ませる。



遥暉の身体がビクリと震えた。




「痴漢に触られても平気なのに、

俺に触られると感じる?」





上出は喉の奥で笑った。




遥暉は胸を触られて羞恥に涙が滲む。





「怖いか?」




遥暉は横に首を振った。




「ごめんなさい。」



「バカ、 嬉しいって言ってんだ。」




--そうか、大好きな先輩だから

  好きな人に触れられると
 
  こんなに気持ちがいいんだ




遥暉は目を瞑り身を固くして、

上出の次の行動を待った。











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