
色にでにけり 恋
第15章 エピソード 1
俺はため息をつき電話に出る。
「・・・お気づかいなく。」
俺が返事をすると電話の向こうで、泰弘さんが突然話し相手が替わったことに動揺しているのが伝わって来た。
『・・・かっ、上出君?!
・・・あ、こ、こんばん・・・は・・・
その、ごめんね。
今日の事を慶矩から聞いて、 話を訊こうかと思ったんだけど・・・。』
「ああ、岡田さんには報告しないとダメですよね。
色々協力してもらって無事勝負には勝てたし、
まあ、保坂も遥暉を水泳部には誘わない約束して謝罪もしてましたから、
一件落着ですかね。
ありがとうございました。」
淡々と報告とお礼を言った俺に、泰弘さんが脈絡なく尋ねる。
『お泊りしているのは、丸山邸?それとも・・・。』
「俺ンちです。」
言葉を引き受けて答える。
「・・・お気づかいなく。」
俺が返事をすると電話の向こうで、泰弘さんが突然話し相手が替わったことに動揺しているのが伝わって来た。
『・・・かっ、上出君?!
・・・あ、こ、こんばん・・・は・・・
その、ごめんね。
今日の事を慶矩から聞いて、 話を訊こうかと思ったんだけど・・・。』
「ああ、岡田さんには報告しないとダメですよね。
色々協力してもらって無事勝負には勝てたし、
まあ、保坂も遥暉を水泳部には誘わない約束して謝罪もしてましたから、
一件落着ですかね。
ありがとうございました。」
淡々と報告とお礼を言った俺に、泰弘さんが脈絡なく尋ねる。
『お泊りしているのは、丸山邸?それとも・・・。』
「俺ンちです。」
言葉を引き受けて答える。
