色にでにけり 恋
第6章 もう一人のポセイドン
上出は保坂との勝負について話をした。
「それで、あの時保坂の事を訊いたのか。」
「当たり前です。
そうでなければ保坂泉なんて関わりませんよ。
この事は遥暉には内緒にしておいてください。」
「分ったけれど、丸山君が寂しがっている事は忘れるなよ。」
「はい、ありがとうございました。
でも、あと1週間だけ遥暉の下校の付き添いはお願いします。」
上出は泰弘の頭を下げた。
「わかった。時間は大丈夫?」
「あぁ・・・はい、まだ余裕です。」
「じゃああとひとつ・・・、言い忘れていたけど。」
「?」
「中間テストの時…
圭一は選択科目があって一緒じゃなかった時、
丸山君が地下鉄の駅で女子高生が絡まれてたのを助けた事があったんだけど・・・。」
泰弘が中間考査中の出来事を話し始めた。
「それで、あの時保坂の事を訊いたのか。」
「当たり前です。
そうでなければ保坂泉なんて関わりませんよ。
この事は遥暉には内緒にしておいてください。」
「分ったけれど、丸山君が寂しがっている事は忘れるなよ。」
「はい、ありがとうございました。
でも、あと1週間だけ遥暉の下校の付き添いはお願いします。」
上出は泰弘の頭を下げた。
「わかった。時間は大丈夫?」
「あぁ・・・はい、まだ余裕です。」
「じゃああとひとつ・・・、言い忘れていたけど。」
「?」
「中間テストの時…
圭一は選択科目があって一緒じゃなかった時、
丸山君が地下鉄の駅で女子高生が絡まれてたのを助けた事があったんだけど・・・。」
泰弘が中間考査中の出来事を話し始めた。