
Last Rain
第2章 これでも中学生
ジュースを買って駐車場に座る。
旗から見たら柄が悪いと思われるだろうけど、どう思われたって私達にはどうでもいい。
『ヒマだね〜』
「本当だね〜」
とか言いながら何時間でも居てる。
朝までとかしょっちゅう。
グダグダ喋ってると1台の車が駐車場に入ってきて二人の前に止まる。
「君達何してんの〜?」
助手席の窓が空き男が喋りかけてきた。
出ましたナンパ!
『「……………………。」』
「なぁなぁ暇してるなら俺達と遊ばねぇ?」
「『………………………………。」』
ちらっと車の方を見ると薄くスモークが貼ってある後部座席にも何人か人影があった。
いやいや、人数多すぎでしょ。
