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Lotus~誰にも知られてはならない~

第1章 1*ソウグウ

えりかSide

私、人見知りのくせに
大野さんと飲んでる

お酒もあんま強くないのに
つい、グラスに手を出してしまう

ま、それだけ緊張してるんでしょうね

大「えりか、ってよんでい?」

え「え?」

大「や、ちゃんで呼ぼうか迷ったんだけどさ
 呼びにくいし」

普段名前で呼ばれることないからより意識しちゃう……////

大「俺のことさ、んーばれちゃダメだし
 智かサミーとか(笑)」
え「……サミーって………(笑)」
大「あ、笑ったね、ふふ」
フニャッとした顔で微笑む彼はホント綺麗な顔していた

大「ま、冗談、智でいい」
え「智さんで」

大「えー」
そういう彼の顔に
不覚にも可愛いと思った

普段の私からは信じられないくらい
うちとけたようだった

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