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君模様

第2章 君空


!?!?!?!?

なに、このメール!?

ぇ??あたしは誰??
なに、この女!?
ブリッ子ですか??

「なにやってくれてんのー!?」
やー///あたし、ブリッ子ぢゃん!!


「なにって、ラブメール」

なんだょ!!ラブメールって!!


―愛してる 愛してる 愛しすぎた 24時間―
ケータイが鳴り出した。
あたしの好きな曲。
少しだけ…切なくなった。

【Dear,高橋さん

めーるありがとう!!

めーるくれないから、俺嫌われてんのかと思ってた。
だから、よかったー!!


たくさん、めーるして!!
俺嬉しいから!!ww



ps,ルナってよんでいい??

鷹島壮太】


「わぁー、このメール…完全にお前のこと好きだな」
ふいに、ショーゴが呟いた。

(確かに)

「女子に送るメールでは、ないよね…」

つい、本心が出てしまった。

(ほんとに、あたしのこと好きでいてくれてるんだ…ってなに、おもってんだ)


いろんな心が、あたしの中で複雑に絡み合う。


「お前まだ、信じてないわけないよな?」

「……まだ、わかんない…ゃ」



過去のせいもあり、人の気持ちを素直に受け止められないあたしがいて…
そんなあたしを、あたしは嫌いだった。
人を信じたくても、あたしが拒否する。
心が…体が拒否する。


信じたくても、信じられないあたしがいた。


「なんだ、お前まだそんなこと言ってんのか」


あたしの顔で、大体のあたしの想いは通じたらしい。


「だったら―…証明してやろうか??」

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