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君模様

第4章 君過去

あれから、一週間がっこうへは行っていない。
今、壮太にあったら…きっと
あたしの決心は変わってしまう。
【壮太と別れる】ってゆう、決意。

あたしだって、まだ好き。
まだ、忘れられるわけない。

でも、これ以上傷つきたくない。

あたしは、自分を守ることしかできなかった。
自分を守ることしか知らなかった。



ここ一週間で、あたしの生活リズムはもどった、中学までの。
午後5時に起きたら、お風呂にはいって
7時には家を出る。

向かう先はクラブ。
昔から、大人っぽいと言われてたから中学時代は通っていた。

それで、てきとーな男を探す。
「家に帰りたくない」ってゆーと、どんなやつも家にいれてくれた。
夜は、そーゆー下心がある奴もいれば、全然その気なんてないって奴もいた。



慣れてる奴、童貞も、誰でもよかった。

あたしの、この心に空いた穴に誰かにいてほしかった。

朝になって、相手が起きる前に家を出て帰る。
そして、5時まで眠る。

そんな、生活をしててよく妊娠しなかったと思う。

虚しい空っぽな日々。
本物なんてなにもなかった。

もう、あたしは人生を捨てていた。

もう、なにが通常なのかわからなかった。

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