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君模様

第5章 君とあたし

高橋ルナside_

壮太が学校を休んでからおかしいと思ってた。
なんか、女子はよそよそしくなるし、男子には話しかけられるし

壮太は今まで何してたのかな??



今日はコクられるし。
キスされるし。

…なんであたしは抵抗しなかったんだろう。


あたしは壮太がすきなのに。



そんなことを考えてると、



壮太の家についた。


ピンポーン

最近は鳴らさなくなったインターホン。
今日はなぜか鳴らしてしまった。


「ん??ルナ??入ってー」
中から壮太の声がした。
ドアノブをつかんだ。

この扉を開ければ、あたしの大好きな人がいる。
…はずなのに。
早く会いたいはずなのに…今会うのは怖かった。


ガチャツ
「ごめんねぇ、遅くなっちゃった!!風邪だいじょーぶ??」
できるだけ、いつも通り。

「そこでねっ!!コンビニの前にエリカがいたから差っ、ちょっとはなしこんぢゃって、ごめんね」

「ぁ、そだ!!なに買ってきていいかわかんなくて、これでよかったのかなぁ??」

さっきからしゃべりっぱなしのあたし。
自分でも異常だと感じるけど、黙ってたら…涙が出てしまいそうで。

「…ルナ??」
さっきまで黙ってた壮太。
「こっちきて??」


言われた通り、壮太の前に座った。
「なに??」
恐る恐る聞く。


「ここ、座って??」
と、壮太が自分のあぐらのかいている足をポンポンする。


ポスッ
ぁたしは、壮太の足の間に座った。


壮太があたしの首に舌を這わせる。

「……ハッ…ン」
「ねー、いーぃ??」
甘い声で訪ねる君。

ぁたしは、振り向いておでこにキスした。


そのまま押し倒された。

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