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好き....

第3章  日曜日

翌日優樹は浮かない気持ちで街へ買い物に出ていた


どうしても街でしか買えない物を買うためだ


昨日の涼太と原さんのデートの話もあり、街ゆくカップルとすれ違う度に思い出されてしまう


「涼太、結局原さんとデートすることにしたのかな....」


そんな事を考えているとまさかと思うような人物を目の端に捉えた


...涼太だ....


傍らには....原さんも一緒にいる


僕は愕然とし、気付かれる前にその場から離れた


少しでも二人から離れるため走った


走って、走って....


人とぶつかりながらもひたすら走り続けた


気がつくと家からさほど遠くない駅の辺りまで来ていた


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