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好き....

第1章 出会い

「はー、さすがにあれはまずかったかな....」


知らず知らずのうちに口に出していた


「何がまずかったって?」


周囲に人がいないと思っていた所に涼太が現れて驚いた


しかし、今となっては普通に話せるようになっているので焦りを見せる事もない


「別に、何でもないよ」


出来るだけ素っ気なく返事をする


「ふーん、まあいいや


ところで優樹、今度の土曜日空いてるか?」


「空いてるけどどうかしたの?」


「それならサッカー部の助っ人で試合に出ることになったから見に来てくれない?」


「いいよ」


その一言でまっん面の笑顔になる


そんな涼太の顔を見ているだけで僕も嬉しくなってしまう


とそうしてるうちに予鈴がなったので涼太は自分の席に戻った


表面上は普通に接してはいるものの、内心とても嬉しく顔に出ないように保つには気が抜けない

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