夢列車
第1章 ・プロローグ
渋谷Side
久しぶりの母校。
最後に来たのは5年前
一気に屋上に駆け上がり
立ち入り禁止のテープを潜って
ガラガラとドアを開けた。
全体を見回して安心する。
あぁこの景色、
何にも変わってへん
「はぁ、
…もうすばる。速いって‼︎
ついて行かれへんやんか」
ブツブツと
文句を言いながら
上がってきた幼馴染。
「あ、すまん」
「あの小さいの
まだ上がって来てへんで」
入り口の方をみると
確かにさっきまで
居った奴が1人見当たらん
別にいいやん駆け上がっても。
まだまだ若いって事やし?
フェンスを掴んで
運動場を見下ろした
白線がずーっとあって
あの白線何回も引いた事
あるなぁ、なんて思い出す
軽音部の幽霊部員で
陸上部のマネージャー
しとったもんな。
以外と青春してたやん
今思えば。
「ほら見てぇー
皆の落書きまだ残ってる」
後ろを向けば
ブンブン手を振ってる
小さくて可愛らしい奴
いつの間に上がって来てたんや。
久しぶりの母校。
最後に来たのは5年前
一気に屋上に駆け上がり
立ち入り禁止のテープを潜って
ガラガラとドアを開けた。
全体を見回して安心する。
あぁこの景色、
何にも変わってへん
「はぁ、
…もうすばる。速いって‼︎
ついて行かれへんやんか」
ブツブツと
文句を言いながら
上がってきた幼馴染。
「あ、すまん」
「あの小さいの
まだ上がって来てへんで」
入り口の方をみると
確かにさっきまで
居った奴が1人見当たらん
別にいいやん駆け上がっても。
まだまだ若いって事やし?
フェンスを掴んで
運動場を見下ろした
白線がずーっとあって
あの白線何回も引いた事
あるなぁ、なんて思い出す
軽音部の幽霊部員で
陸上部のマネージャー
しとったもんな。
以外と青春してたやん
今思えば。
「ほら見てぇー
皆の落書きまだ残ってる」
後ろを向けば
ブンブン手を振ってる
小さくて可愛らしい奴
いつの間に上がって来てたんや。