夢列車
第1章 ・プロローグ
渋谷Side
「ほらほら〜‼︎来てぇ」
笑顔でさらに
両手で手招きしだした
はいはいと軽く返事をする
「あーほんまや。
すばるもおいでぇな」
「ん。」
フェンスから離れて
2人の方に近づいた。
誰にも気づかれないような
端っこの方に8色のペンで
それぞれ書いたメッセージが
まだ薄く残ってた。
これは卒業式記念
として書いたもの
書かれた文字の中で
橙の文字に1番に目がいった
しゃがみこんで
その橙色を指でなぞる
2人の視線が
こっちに向いてるのは
分かってたけどわざと無視した。
「あぁぁ‼︎もうこんな時間や
幼稚園にお迎えいかなあかん!」
「ほんまやん。
車で送ってったるわ」
「それは嬉しい!
ありがと〜」
もうそんなに時間が
たっとったんかと思って
時計を見る
時計の針は2時をさしてた
「ほんなら帰ろか」
「おう」
こうして3人で
母校を後にした
この学校も
皆で見た屋上からの景色も
青い空もあの頃と
何も変わらんのに
自分はなんでここまで
変わってしまったんやろうか
目の奥にあの8色の文字が
しばらくの間焼き付いてた。
「ほらほら〜‼︎来てぇ」
笑顔でさらに
両手で手招きしだした
はいはいと軽く返事をする
「あーほんまや。
すばるもおいでぇな」
「ん。」
フェンスから離れて
2人の方に近づいた。
誰にも気づかれないような
端っこの方に8色のペンで
それぞれ書いたメッセージが
まだ薄く残ってた。
これは卒業式記念
として書いたもの
書かれた文字の中で
橙の文字に1番に目がいった
しゃがみこんで
その橙色を指でなぞる
2人の視線が
こっちに向いてるのは
分かってたけどわざと無視した。
「あぁぁ‼︎もうこんな時間や
幼稚園にお迎えいかなあかん!」
「ほんまやん。
車で送ってったるわ」
「それは嬉しい!
ありがと〜」
もうそんなに時間が
たっとったんかと思って
時計を見る
時計の針は2時をさしてた
「ほんなら帰ろか」
「おう」
こうして3人で
母校を後にした
この学校も
皆で見た屋上からの景色も
青い空もあの頃と
何も変わらんのに
自分はなんでここまで
変わってしまったんやろうか
目の奥にあの8色の文字が
しばらくの間焼き付いてた。