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結衣は、リビングを出て湊の部屋へ

結衣は、湊の部屋のドアを開けて中に入ると、椅子に座ったまま寝息を立てていた。


お兄ちゃん…受験勉強の途中で疲れて寝ちゃったんだね。

あっ消しゴムが床に落ちてる。


結衣は、消しゴムを拾い
机の上に置こうとした時
消しゴムを持っている方の手の上に湊が重ねるように自分の手を置き、何やら寝言を言い始めた。