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涙を滲ませた私の発言を聞いた京紫の、それはそれは綺麗な紫の瞳がニンマリと細められた。
――あ、嵌まった。何か知らんが罠に嵌まったな、コレ。

「しおん」
背中をぞわりとさせる程のザ・猫なで声で私の名を呼んだ。甘い声に感じたのは、何かの罠に嵌まったという恐怖？と、圧倒的な――官能。名を呼ばれた、たったそれだけの事で自分の芯がずくずくとする。あぁ、この男には身体がこんな風になっている事は絶対知られたくない。メンタルと身体をいたぶられる（やらしい意味で）気しかしない

「俺は優しいからな。お前が嫌がる事はしない。

“ちゅうちゅうしないで”と言っていただろう？」

ちゅうちゅうという言葉はこんなに卑猥でいかがわしい響きだっただろうか。だとすればネズミは猥語王だ。
いやいや、それよりも。ご存知だと思いますがそれはイヤよ嫌よもなんとやら、の方の“イヤ”なんですよ。


「っ…ふぁ！？」
再び頂をごく優しく舌でつんつんされて一瞬背中が弓なりになった。その勢いでパカリと開いた脚をすかさず掴んで、秘裂を指でそっと撫で上げた。


「やぁあぁんっっ！」

…あ、しまった。