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リベンジ!

第5章 子宮頸がん検診

「思い出したか?」

「……もう、忘れちゃった。あんたのことなんて、思い出したくもなかった。なんで居るの?黙って見逃してくれれば良かったじゃない。」


あたしは、勝手に溢れてくる涙を拭こうともせず隆盛を罵った。


「俺は、忘れたことなんてなかったよ。この日が来るたび、狂おしいほど新菜を想ってた。あんな事言われてもだ‼︎ 」


隆盛が、冷静さをかなぐり捨てあたしを睨みつけた。



「そりゃ、あんたが後ろめたいことでもあるからじゃないの?もういいよ、早く検診終わらせてくれる?」





もう…許して欲しい。

会社、行けば良かった…。






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