替え玉高校生
第4章 3日目
「ほら」
健司に渡されたのは、缶コーヒー。
あの後、俺達は病院の近くにある公園に来た。
「サンキュー」
お礼を言って、健司から缶コーヒーを受け取る。
健司は俺の隣に腰を下ろし、コーヒーを1口飲んだ。
俺も、蓋を開けゴクリとコーヒーを1口飲む。
うげ・・・・
にが・・・・
そう言えば、俺
コーヒー苦手だった・・・
思わず眉を顰める。
「コーヒー苦手か?」
横目で俺を見る健司に「あぁ」と返す。
「双子なのに、そういう所は似ないんだな」
健司の言葉で、兄貴がコーヒーを好きなのを思い出す。
「お前、俺に聞きたい事
あんじゃねぇの?」
健司の言葉にビクッと反応してしまう。
「いいぜ、今なら何でも答えてやる」
なんでも・・・・
「・・・・・・健司は・・・その・・・・・・兄貴が・・・・・好きなのか?」
バクバクと煩い俺の心臓・・・
重い沈黙が苦しい・・・・・・
そして、健司の口がゆっくりと開く。
「そうだな、好きだ」
健司の答えは、分かっていた。
でも、はっきりと言われるとギュッと心が締め付けられる。
「もう1つ聞いていいか?」
「あぁ」
「健司が俺を抱くのは、俺が兄貴に似ているからなのか?」
再び、重い沈黙・・・・・・
その沈黙を破ったのは、やっぱり健司だった。
「お前と咲也は、全然似てねぇよ」
俺と兄貴が似てない?
親戚や親でさえ、間違える事があるのに
俺達は似てない?
「じゃあ、何で俺を抱くんだ?」
すると、健司はあの意地悪な笑みを浮かべた。
「質問はココまでだ
明日、また学校で会おうな」
そう言って、健司は頭をワシャワシャと撫でた。
ただ、頭を撫でられただけでドクンと高鳴る俺の心臓。
その瞬間、俺の中で
ある想いが確信に変わった。
俺・・・・・・
健司が好きだ・・・・・
健司に渡されたのは、缶コーヒー。
あの後、俺達は病院の近くにある公園に来た。
「サンキュー」
お礼を言って、健司から缶コーヒーを受け取る。
健司は俺の隣に腰を下ろし、コーヒーを1口飲んだ。
俺も、蓋を開けゴクリとコーヒーを1口飲む。
うげ・・・・
にが・・・・
そう言えば、俺
コーヒー苦手だった・・・
思わず眉を顰める。
「コーヒー苦手か?」
横目で俺を見る健司に「あぁ」と返す。
「双子なのに、そういう所は似ないんだな」
健司の言葉で、兄貴がコーヒーを好きなのを思い出す。
「お前、俺に聞きたい事
あんじゃねぇの?」
健司の言葉にビクッと反応してしまう。
「いいぜ、今なら何でも答えてやる」
なんでも・・・・
「・・・・・・健司は・・・その・・・・・・兄貴が・・・・・好きなのか?」
バクバクと煩い俺の心臓・・・
重い沈黙が苦しい・・・・・・
そして、健司の口がゆっくりと開く。
「そうだな、好きだ」
健司の答えは、分かっていた。
でも、はっきりと言われるとギュッと心が締め付けられる。
「もう1つ聞いていいか?」
「あぁ」
「健司が俺を抱くのは、俺が兄貴に似ているからなのか?」
再び、重い沈黙・・・・・・
その沈黙を破ったのは、やっぱり健司だった。
「お前と咲也は、全然似てねぇよ」
俺と兄貴が似てない?
親戚や親でさえ、間違える事があるのに
俺達は似てない?
「じゃあ、何で俺を抱くんだ?」
すると、健司はあの意地悪な笑みを浮かべた。
「質問はココまでだ
明日、また学校で会おうな」
そう言って、健司は頭をワシャワシャと撫でた。
ただ、頭を撫でられただけでドクンと高鳴る俺の心臓。
その瞬間、俺の中で
ある想いが確信に変わった。
俺・・・・・・
健司が好きだ・・・・・