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『命』について考える

第14章 救いの光

ただ、泣いていた私に寄り添い、肩を抱き、ずっと頭を撫でてくれています。
彼の優しさ…私が話す気になるまで根気強く待とうとしてくれているのを感じ、何かがふっ切れました。
これ以上酷いことになんてなりようがないぐらい転落してるのに、今さら何を怯えてるの、私…。
そう思った私は、全てを話しました。
脅されて仕方なく付き合い始めたこと、無理やり運転手をさせられて車ぶつけたこと、サラ金のこと、風俗で働き始めたこと、風俗のことはKには隠していること…本当に全て。

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