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SYらぶらぶ集〜X❤︎L〜ゼロリナ

第12章 奪い去りlove❤︎




みどり色の木の葉の間から日差しが差し込み、読書中の少女の意識をまどろみに誘うような、そんなあまりにも心地のいい午後のティータイムの時刻。
そんなおだやかな時が流れる二人の時間に、少女は幸せを感じていた。隣で眠るのは金髪の剣士で少女のパートナーのガウリイ。今のところ急ぐ旅でもないのでのんびりとリナとガウリイは剣探しをしている。
その際通りかかった緩やかな丘が連なる草原に、一本だけ伸びるのが、今少女たちが寄りかかっている樹木だ。その木は大きく、程よい木陰が出来ていて。
誘われるように近づき、読書をすることにした。ガウリイは最初は起きていたが、読書に夢中で何の反応も返さなくなった少女に飽きて、眠りへと落ちていった。
それからしばらく経って、今に至るわけです。


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