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何度目かもわからないキスに、諦めがついてしまった(＝無理やり慣れさせられた)少女も、小さい抵抗は見せるものの、すぐに心地好さそうに彼の胸に体を預け、情熱的なキスに身を投じていく。その度、ぴくん、ぴくんと体を痙攣させ、甘い嬌声を上げるあたりも、獣(けだもの)神官様の指導(と言う名の調教とも言うが、誰一人として彼にツッコミを入れる勇気すらない)の賜物であって。
今、この時だけはリナもゼロスに従順なかわいい恋人であり、世界よりも大切な奥さんなのである。
そして、そんな完璧にリナを育てた？神官様は、一大決心をしていたのである。それは、夫婦にとって一番大事なあいじょー表現の一つである【えっち(さいてー】である。
ここまで完璧にリナを育てた(二回目)神官様でも、そこまで踏み込むことは叶わなかった。何しろ初心すぎるほど純真無垢なリナは、キスくらいなら慣れたようだが、その行為に移ろうと、ゼロスが優しくリナをベッドやらソファに敷き込み、服を脱がせようとすると我に返ってしまうのだ。

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