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SYらぶらぶ集〜X❤︎L〜ゼロリナ

第18章 XL新婚物語*頑張れ▲氏!編*



一カ月掛けて、触れ合う=当たり前と自然に教え込んだ甲斐があったというものだ。・・・むしろ、その努力を任務の方に向けてくれるなら、彼の麗しき上司は頭を痛めないだろうけど。
しかしながらさすがポーカーフェイスが得意な彼。そんなシアワセはふん♪な表情は位置ミリも出さない。強いて言うなら、鼻の下が3ミリほど伸びているくらいである。
「リナさん・・・愛しています」
「あたしも・・・ゼロスを愛してる」
これも、少女に教え込んだ事項の一つ。自分が愛を伝えたら、それにはしっかり応えること。もちろん、名前を呼んで。・・・本当に、才能の無駄遣・・・いや、なんでもない。
とりあえず、少女と過ごす一カ月は、そこら辺の新婚さんのラブラブっぷりの3倍(当社比)ほどの甘さを含んでいた。
とにもかくにも、相変わらず恥ずかしさは消えないらしい彼女の顔を見ていると、なんと言うか、魔族には本来あり得ない感情(=萌え)が湧きあがり、蕩けるような笑顔のまま、柔らかくて美味しい彼女の唇を己の唇で塞いだ。


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