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SYらぶらぶ集〜X❤︎L〜ゼロリナ

第6章 月酔ールナトリップ-


さっきとは違う。優しく包む様な口づけをお互いに交わす。

「でも、リナさん。ちゃんとして欲しいことは言ってくださいね?」
「ゼロスもね?」
「はい。
では早速。
何をして欲しいですか?」

にっこり。
笑顔に割り増しで、ゼロスは顔を引きつらせるリナに詰め寄った。

「え、えと?」
「キスして欲しい、傍にいて欲しい、あとはーーー」
「ちょっ、何で知ってんのっ!?」
「さっき、酒場の主人が仰ってましたし」
「はうっ!?しっかり覚えてたの!?」

少女はあまりの恥ずかしさに顔をゆでだこの様に真っ赤にさせながら、青年を見ると、またまた背後に薔薇が見えるほど素晴らしい笑顔で。

「リナさんが僕に言って下さった言葉は一句たりとも聞き逃しませんし、忘れません♪」

「い、いやっ。覚えてなくていいからー!忘れて!お願い!」

形勢逆転。
リナの言葉にゼロスは素晴らしい笑顔から一転、いつものリナ曰く【碌でもないコトを考えている時にする嫌な笑顔】を浮かべて。

「でも、して欲しいんでしょ?
実は六ヶ月来れなかったのは仕事を片付けていたんです。ですから明日からしばらくはお休みですし。
ずーっと・・・とはいきませんがリナさんの傍にいますから♪」
「なっ。
・・・あはは」
「さて、まずはリナさんのご要望全てにお答えしましょうか!宿屋のリナさんのお部屋に行きましょう♪」
「はっ!?やっぱりこうなるのかあああっ!!」
「あ、リナさんのご要望全てにお答えした後は、僕の要望も聞いて頂きますから。だってさっきリナさん仰ったじゃないですか。ゼロスもね、と♪」
「あ、あれは違っ・・・って、人の話をちゃんと聞けえええ!!!」


もちろん、リナはゼロスのご要望もちゃーんとお答えしてあげたそうです。ちゃんちゃん。

リ「はっ?何がちゃんちゃん⁈全く綺麗に終わってないからっ!」
ゼ「次はこれを着て下さーいリナさん♪」デレデレ
リ「どっからそんな服買ってくんのよ!?」


【Happy end?】

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