SYらぶらぶ集〜X❤︎L〜ゼロリナ
第7章 かべどん
青年は突然雰囲気を変え、今までは少し離れた二人の距離をギリギリまで近づける。
突拍子もない青年の動きに、少女は微かに身を竦めてしまう。
「な、なんなの、よ・・・?」
「・・・好きですよ、リナさん」
「ひゃっ・・・」
耳をくすぐるような声に、あまりにも近すぎる距離。色っぽい声色に、余りにも真摯な態度に、さすがの少女も赤面し、ぱくぱくと口を動かしていた。
それに、くすりと青年は笑い、更に距離を狭めた。逃がさない、と言うように。
「いえ、好き、では済まされないーー貴方が愛しい。愛しています、僕の、僕だけの。
かわいいかわいい、リナさん」
少女が何か反論しようと口を開く前に、魔族の青年はちゅ、と耳に口づけをする。
ぴくり、と。
熱を持たない青年のくちびるに、少女は身を固くして、きゅ、と目を閉じてしまう。
その隙にーーーー
「キス、しちゃいますよ?リナさん」
「え、・・・ンっ」
強引に、壁についている手とは反対側の手で少女の顎を持ち上げ、少女の柔らかいくちびるに、自らのそれを重ねた。
ちゅっ、と啄ばむ様なキスから、だんだん深いキスに変わる。口角を変え、舌を少女の喉まで差し込み、くちゅくちゅと口内を犯す。歯茎をなぞり、舌を絡めて。
嬲る様な、奪い尽くす様なキスに、少女は翻弄され、流され。
「ん・・・ッ、ふ、ァ・・・」
「ん、ふふ、いい、顔しますねぇ、リナさん」
ようやく解放された時には、少女は呼吸困難に陥り、かくん、と体の力が抜けてしまう。
それを支えながら、青年は楽しそうに嗤い。
「おや、立っていられませんか?
なら、僕が宿にお送りしましょう。
ああ、お礼はリナさん、貴方で良いですよ。ほら、僕優しいですから♪
さて、いきましょう♪」
「っは、お、おいっ、ちょっとまっ、ゼロスっ!」
「やだなぁ、リナさん。
待つわけないじゃないですか!」
「っ、こ、これが目的かこのやろー!変態魔族!色ボケ神官!なにが壁ドンよっ、全く、全く関係なっ・・・
あああああー!!」
少女の断末魔と、青年の鼻歌が、路地に響いた。
このあと少女がどうなったかは・・・・・・いわずもがな、である。
【終わってしまいましたねぇあっはっは♪】by色ボケ神官
.
突拍子もない青年の動きに、少女は微かに身を竦めてしまう。
「な、なんなの、よ・・・?」
「・・・好きですよ、リナさん」
「ひゃっ・・・」
耳をくすぐるような声に、あまりにも近すぎる距離。色っぽい声色に、余りにも真摯な態度に、さすがの少女も赤面し、ぱくぱくと口を動かしていた。
それに、くすりと青年は笑い、更に距離を狭めた。逃がさない、と言うように。
「いえ、好き、では済まされないーー貴方が愛しい。愛しています、僕の、僕だけの。
かわいいかわいい、リナさん」
少女が何か反論しようと口を開く前に、魔族の青年はちゅ、と耳に口づけをする。
ぴくり、と。
熱を持たない青年のくちびるに、少女は身を固くして、きゅ、と目を閉じてしまう。
その隙にーーーー
「キス、しちゃいますよ?リナさん」
「え、・・・ンっ」
強引に、壁についている手とは反対側の手で少女の顎を持ち上げ、少女の柔らかいくちびるに、自らのそれを重ねた。
ちゅっ、と啄ばむ様なキスから、だんだん深いキスに変わる。口角を変え、舌を少女の喉まで差し込み、くちゅくちゅと口内を犯す。歯茎をなぞり、舌を絡めて。
嬲る様な、奪い尽くす様なキスに、少女は翻弄され、流され。
「ん・・・ッ、ふ、ァ・・・」
「ん、ふふ、いい、顔しますねぇ、リナさん」
ようやく解放された時には、少女は呼吸困難に陥り、かくん、と体の力が抜けてしまう。
それを支えながら、青年は楽しそうに嗤い。
「おや、立っていられませんか?
なら、僕が宿にお送りしましょう。
ああ、お礼はリナさん、貴方で良いですよ。ほら、僕優しいですから♪
さて、いきましょう♪」
「っは、お、おいっ、ちょっとまっ、ゼロスっ!」
「やだなぁ、リナさん。
待つわけないじゃないですか!」
「っ、こ、これが目的かこのやろー!変態魔族!色ボケ神官!なにが壁ドンよっ、全く、全く関係なっ・・・
あああああー!!」
少女の断末魔と、青年の鼻歌が、路地に響いた。
このあと少女がどうなったかは・・・・・・いわずもがな、である。
【終わってしまいましたねぇあっはっは♪】by色ボケ神官
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