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SYらぶらぶ集〜X❤︎L〜ゼロリナ

第10章 《R-18》金色の鎖

強く、激しく打ち付けられるゼロスの腰に、あたしはただ翻弄される。再奥へ、何度も何度も猛りを押し付けられ、あたしのナカをゼロスの形へ変えられ、全てを調教されて。
何もかもがゼロスで染められる感覚と、一直線に激しく鮮烈な頂へと向かう確かな昂り。

「ほんとう、リナさんは可愛らしいですね?」
「あっ、あんっ!っ、?」
「自ら誘って、腰を振って。ヨガっているリナさんもとっても・・・」
「うっ、るさい・・・あん!あん、っ」
「ほら。イッていいですよ」

激しく犯され、蹂躙され。揉みしだかれる胸に、紅い所有の証である華が咲き乱れる身体。至る所に散らばる紅い華は魔族である彼の執着心の強さを物語っている。

「っ、ああ、イッ・・・ちゃぅ・・・っ!ぜろっ・・・す、ゼロスぅ」
「ええ。何度でもイッて下さいね♪」
「っぅああああーーっ・・・!」




※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


あれから、どれだけ経ったのか。
あたしが寝かされていたのは寝心地のいい絹のシーツが敷かれたキングサイズの天蓋付きのベッドだった。
何回達したのか、はたまた肌を合わせたのかわからないが、言えることはあれは夢じゃないということ。
体のだるさと、下腹部に残る痛みがそれを証明していた。
しばらくあの廃墟でシていたあたしたちだけど、あたしが抵抗しないとわかってからはこのベッドに移転させられ、またゼロスはあたしを抱いた。
魔族には精液がないらしく、子供ができる心配はなかったけど。
代わりに、媚薬効果のある液を大量に出されてあたしはまたゼロスを求めて。記憶が飛ぶほど、行為に没頭してしまった。

(なあに流されてんのよ、あたし・・・)

あまりにも優しい行為に、気を許してしまったあたしは、どうやら絆されやすいようだ。

「・・・おまけにゼロスと恋人になっちゃうし」

ーーあなたは、これからずっと僕に愛でられ、可愛がられ、抱かれて。幸せ、でしょう?

紫紺の闇の瞳でそう告げられ、あたしはなぜか頷いてしまったんだ。

(あたしはーーゼロスが好きなのかしら?)

ぽふん、とベッドに身を沈める。
そして、いろいろ考えながらも、疲れもまだ抜けていないあたしはゆっくりと意識を闇に沈めたーー・・・



ーー奇妙で後ろめたいゼロスとあたしの関係は、まだ始まったばかり。


【enD】


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