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ワタシの履歴

第14章 恐怖

と思ったら、武はまたニヤッとした。

私は、両脇が壁とベッドがある角へ、自分で移動してしまったのだ。

『ヤバいっ!!』

私は本を投げつけた。

すると武は、また眉間にシワを寄せて、目の前にあったテーブルを蹴っ飛ばして倒した。

『!!!』

そしてすぐに、私の肩に近い両腕を掴んだ。

「や!やだー!」

私は怖くて、目を閉じて下を向き、両足をバタバタさせてがむしゃらに武を蹴った。

「いてっ!」

そう言った武は、私の顔をビンタした。

私は目を開けて、武の片手が離れたので逃げようとした。

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