
ココアパウダー
第1章 ココアパウダー
毎日が楽しい日々を過ごしていたある日、クラスのギャルっぽい子たちの集団の話に私は呆然としてしまった。
「越生くんって、3組の皆瀬さんと付き合ってるっぽいよ」
「うっそー!!やっぱり!!王子やっぱり皆瀬さんのこと好きなんだー皆瀬さんめっちゃ綺麗だもんね!悔しいけどお似合いー。いいなー王子に告られたらすぐオッケーしちゃうよー」
「え、デマじゃないの?」
「昨日二人が一緒になって帰ってるところ見たって子がいるみたいなの。デマじゃないみたい」
「えーでもさー…」
その会話を聞きたくなくて私は教室から出てってしまった。急いでトイレの個室に入る。
自分の感情が制御できない。
勝手に自分は彼の特別だと思っていた。自惚れも甚だしい。
こみ上げる感情と、目の前が溢れる涙でゆがんで来る。
「越生くんって、3組の皆瀬さんと付き合ってるっぽいよ」
「うっそー!!やっぱり!!王子やっぱり皆瀬さんのこと好きなんだー皆瀬さんめっちゃ綺麗だもんね!悔しいけどお似合いー。いいなー王子に告られたらすぐオッケーしちゃうよー」
「え、デマじゃないの?」
「昨日二人が一緒になって帰ってるところ見たって子がいるみたいなの。デマじゃないみたい」
「えーでもさー…」
その会話を聞きたくなくて私は教室から出てってしまった。急いでトイレの個室に入る。
自分の感情が制御できない。
勝手に自分は彼の特別だと思っていた。自惚れも甚だしい。
こみ上げる感情と、目の前が溢れる涙でゆがんで来る。
