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二階堂高嗣の受難

第1章 入学・ジャニーズ学園☆

まあ、それから前でいちゃいちゃしてる二人にニヤニヤしながらついていって今にいたるんだけどー…


叔父さん。お願いだからこっちをチラチラ見るなああああああああああ!!!


「あ、あの。理事長?どうかなさいましたか?」

ほらー。副会長さんも困ってるー。

「え!?あ、いや。なんでもない。ところで二人とも今の説明でだいたい内容はわかったかい?」

「んー。つまりこの学校はバイやゲイが約8割で親衛隊というものがいてその親衛隊によって制裁が下されたりする時もあり買い物や食堂の支払い部屋のキーのかわりにこのカードがあるって事…。であってますかね?」

「うん、正解!二階堂君流石だね」

俺は褒められるのになれていなくなんだか恥ずかしくなったので返事はあえてのスルーにすることにした。

「さて説明は以上だ。では二階堂君には話があるので残ってもらう。横尾くんは幻姫君を部屋まで送ってもらえるかい?」

「はい、理事長。それでは失礼します」


あーあ、行っちゃった。
うわあ…やな予感しかしない。



「にーかーいーどーくん。」

語尾に星がつきそうな勢いで俺の名前を呼んだのは他でもない、そう…


「なんですか。叔父さん」

「んもー!叔父さんなんて堅苦しい呼び方止めてよー!雅紀って呼んでー?」

「はぁ…雅紀…、叔父さん…」

「んー、二階堂君は可愛いからまあいっかー!」

俺が可愛い!?とんでもない。
俺は叔父さんと違って平々凡々だ!

あ、ちなみに今俺を膝に乗せて満足そうに腰に手を回している変態は雅紀叔父さんだ。
理事長とは思えないような若い年でこの学園を設立し俺をこの学校に誘ってくれたのも他でない雅紀叔父さんだ。

「ねーえー。さっきの横尾くん二階堂君に冷たくなかったー?もしあれだったら俺が言ってあ「うわあああ!それだけは勘弁!」

「ぶー。ケチー」

子供みたいに頬を膨らます雅紀叔父さんが俺には犬にしか見えず堪らず頭を撫でてしまった。すると雅紀叔父さんは

「えへへー♩」

と可愛く微笑み頬にキスをしてきたので俺は堪らず顔を俯かせた。

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