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許されなくても

第2章 はじまり


少女漫画みたいな恋がしたいなぁ・・・

そう思うだけなら簡単なのに。
私の場合先生のことが好きだからそういうわけにもいかないか。

そう思っていたのに
突然に恋は動き始めた。

「篠崎、おまえ今日の放課後数学室来れる?」

「私ですか?大丈夫ですが・・・」

「ん、じゃあ放課後待ってるわ」

そう言って古原先生は私の頭をポンとさわり職員室へと入っていた。

・・・私何か悪いことしたっけ・・・?

そうこうしているうちに放課後なんてすぐにきた。

緊張しながら数学室のドアをノックした。
「失礼します・・・」

「篠崎~待ってたよ。」

「先生、なんの用事ですか?」

「あぁ、そうそうおまえさ・・・」

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