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許されなくても

第2章 はじまり

「俺のこと好きでしょ?」

「・・・!!!??」

私は耳まで真っ赤になりながらも全否定した。

「そ、そんなことないです!」

「ほんとかぁ?じゃあ・・・」

そう言うと先生は立ち上がりぎゅっと私を抱きしめた。

「せ、せんせい?」

「ほら、おまえ心臓バクバクなってるよ?これでも違うの?」

私は好き、ということを先生の前で認めるのが恥ずかしくてうつむいたままだった。

「んー黙っちゃうんだ、それなら・・・」

くちゅ

!!!!!キス!!!??
しかもディープ・・・

「ん、ぁ、せんせ、ひと、んっ」

「まだ認めないの?」
いやらしいキスの音が数学室に鳴り響き私は耳でも感じてしまった。

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