テキストサイズ

百舌鳥

第8章 最後の誘惑

シンは…


デートに誘った

もちろんリオだ

車でとくにあてのないドライブ

ただ同じ空間ならいいだけだ

シンはリオに

(秋の季節って微妙だよな、暑い?寒くない?)

似合わないことを不器用にやろうとするシン

リオを好きだからやろうとしている

リオは

(今のままの温度で大丈夫(笑))

敬語を使わなくなっただけでもシンとの距離が縮まっている証拠

シンは

(リオ、あのさぁ、別に俺の勝手かもしんないけど…)

リオは

(なに??)

五秒ぐらい沈黙の後にシンは

(人生一度だけのお願いがある)

リオは

(は、はい、何?(笑)いいよ(笑))

さらに五秒沈黙が続き

そしてシンが…


(俺のそばに一生いてくれ)

え!?

驚くリオは

(それって??)


シンが

(結婚してくれ!)


会って二回目でプロポーズだった!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ