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人間と吸血鬼

第4章 女の吸血鬼

雅紀「あの…だれ…」

俺は恐る恐る聞いた。

「吸血鬼です。」

雅紀「えっ…」

その瞬間、

ダンッ‼︎

壁に勢いよく抑えられた。

雅紀「いた…!」

女の人なのにすごい力…

「吸血鬼なんです。だから血をください…」

雅紀「やめて…やだ…」

全然力じゃ勝てない…

「じゃあ頂きますね…?」

すると首筋に痛みが走った。

雅紀「あぁ…!嫌…!やぁ…!」

ジュル…ジュル…ジュル…

雅紀「やめ…!あぁ…!んぁ…!」

夢中で飲み続ける女の人…

やっぱり言っておいたほうが…よかった…

雅紀「も…う…だ…め…」

俺は目を閉じてズルズルとしゃがみ込んだ。

「頂きました…」

女の人は離れ消えていった。

雅紀「ぁ…っ…」

俺はそのまま倒れ気を失った。

てか…もう…力が入らない…

もしかして死んじゃう…?俺…?

和…もう…ダメかも…

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