「俺は、男だ!クソ野郎」
第5章 鬼ごっこ…?
次の日、目が覚めると
時計が7時を回っていた。
もう…朝か。
早い…。
昨日は、ぐっすり眠られるはずがない。
だって、頭ん中色々と整理するのに
時間がかかり、結構疲れたからだ。
でも、ちゃんと整理してわかったことは、
まず、大悟は、約束を破ると
怒って、無理矢理でもキスを迫ったあと
相手の気分を害させる。
だから、これからは
気を付けるよう、心に俺は決めた。
もう、
あんなのは、2度とごめんだからな。
「よしっ、そろそろ準備すっか…」
体を起こして、パンパンと両頬を
叩いて、さっそく学校へ行く支度をした。
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――――――
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………。
「岬、おはよう」
家を出た瞬間、笑顔で
あいさつされた。
「あ、おはよう」
俺は、挨拶したのが大悟だと
気付き返事を返した。
そうだった。
俺、一緒に毎日学校に行くって
約束してたんだっけ。
危ねぇ…。
約束破るところだった。