「俺は、男だ!クソ野郎」
第6章 何で俺…女装してんの。
「な、何ですか!?先生」
呼んだのは、先生で俺は、
このチャンスを利用しようと思って即座に前に行った。
「今日は、珍しく威勢がいいな。委員長の仕事として、次の授業で使うプリントを職員室まで取りに行ってくれ」
要するに先生は、わざわざ職員室まで
プリントを取りに行くのが面倒だから俺に頼んでるわけか。
「皆は、あともう少しで授業始まるから席について準備しろ。杉本、早く急げ」
いつもなら、キッパリ断るが
ここは、最高にちょうど良い!!
「取りに行ってきます!」
敬礼をし、
俺は、教室を飛び出した。
なんか、今日……運がちょっといいんじゃね!?
確か、職員室は、
保健室と近いよな?
あーもう、ついでに行ける!!
よしっ。俺急げ。
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………。
【保健室】
そのプレートがあった扉を開ける。
ガラッー
「誰かいますかー?」
しーん。
物音ひとつしないなんて、静かだな…。
俺は、中に入っていき、キョロキョロと周りを見渡す。
先生もいないのかよ…。
ありえない。
そして、ベットがある奥の方まで行くと、
『ぁんっ――……』
なんか、男の人の高い声が
聞こえてきた。
ん?
絶対、今の誰かいるよな?
俺は、不思議に思って、カーテンを開ける。
「えっ」
そこには、想像も
出来ない事態が起きていた。