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「俺は、男だ!クソ野郎」

第2章 ふ、ふざけんな!






地面から体を起こし、ふと気がついた。






あっ。学校に行くその前に。







「俺、ちょっと家に戻るわ」



俺のひとことに

なぜかキョトンとしている大悟に


“遅れるかもしれないから先に行っといて”と付け足した。






さすがに大悟まで遅刻にさせたくないからな。




あぁ、俺まじ優しすぎ。





そう思って、急いで家に戻ろうとした。





…が。






ガシッー






「…人の話、ちゃんと聞いてた?


み・さ・きちゃん?」







大悟が俺の腕を強く掴み、

妖しい笑みを放って、動きを止めやがった。












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