「俺は、男だ!クソ野郎」
第2章 ふ、ふざけんな!
つうか!
「ちゃん付けすんなよ!じゃ、急ぐから」
俺の腕を掴んでいた大悟の手を思いっきり振りほどき、
再び歩き出そうとした。
トンー
次は、肩に手を置かれた。
しかも離れにいように、ガッシリと固定してる。
「なんで、家に戻んの?」
はっ!?
しかも
大悟の周りにはただならぬ
黒いオーラが漂っている。
「お前は、バカか!俺、このままだったら入学式に出れねぇだろうが!」
下から大悟を威嚇するように睨む。
そう、さっき変な奴らに絡まれたとき、
証拠とやらで自ら制服のシャツを破ってしまった。
「ああそういうことか。よしっ。ほらよ」
バフッー
いきなり俺の頭に何かが降ってきて覆い被された。