「俺は、男だ!クソ野郎」
第7章 助けて大悟…
な、なんだこれ…。
…どんだけ有名人なの?
これを見て、
ホストという業界?で翼先輩は、
スゴイ人物なんだなと改めて思った。
翼先輩は、No.1だけあり
忙しいらしい。
だから、当然のようにお客さんから
指名が入るということか。
俺も女の子にモテたい…。
つくづく腹立たしい奴だな。
負けた気持ちになって、雑誌を閉じる。
すると、後ろから肩をとんとんされた。
「えっと、何ですか…?」
後ろを振り向くと
笑顔の男の人がいた。
この人もきっと
ホストという店員だろう…。
だって、チャラチャラしているし。
「アハッそんな緊張しないで大丈夫だよ。ビール飲む?」
いや、緊張してねぇし!
と言いたい所だけれども初対面なので我慢する。
「いや、未成年なので結構です…」
一応、控えみに断る。
つか、こいつ
いつの間にか、隣に座ってるし!
「やっぱり未成年かぁ!おかしいと思ったんだよな~。小学…いや、女子高校生かな?」
くそ。
多分、悪気はないと思うが
ものすごく殴りたくてたまらない。
初対面の人に
小学生と言われそうになったの今日で2回目だぞ。
でも、心は大人だから
顔を引きつらせながらも頑張って笑顔で対応する。
「は、はい~。そうです…あははは」
正しくは
男子高校生だけどな。
平然を保ってるように見せてる俺、
本当、凄いし偉いと思う。
…誰か褒めて。