「俺は、男だ!クソ野郎」
第7章 助けて大悟…
「……んっ」
そしたら、大悟が俺に
噛みつくように口付けをしていた。
なぜ、キスされてるか
わからなかった。
俺に添えられた手は更に激しく扱われ、
もう少しでやばいというところで
手を離された。
俺は一瞬ほっとしたものの、
下にあるものは熱を持ったままで落ち着かなかった。
…まだ熱いっ。
「岬。ごめんね、これ邪魔だから脱がすよ」
大悟が言ったこれとは、
パンツのことだった。
「え、ちょ…っ待って…!」
そう止めに入ったがもう手遅れだった。
大悟は、素早く
俺のパンツを下に下げやがった。
そして、ゴクンとまた息を呑み込んで
頬を少し赤く染める。
「…お前、本当に男かよ」
俺のをまじまじと見ながら
そう、ぽつりと呟く。
「…な、何、やってんだ…!見せもんじゃないんだぞ…バカ野郎っ」
てか、勝手に脱がすんじゃねぇよ…変態かっ。
それに俺は
れっきとした男だ。
人のものを見ておきながら
よく、そんなことが言えたな。
悔しさと羞恥さを持った俺は、
涙目になりながらも反撃するように睨んだ。