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「俺は、男だ!クソ野郎」

第8章 ドキドキが止まらない。








お、俺?

なんで俺なんだよ。






「な、なにそれ」



若干…いや、かなり顔を引きつった。

反応に困る。



あと耳元で囁くな、

俺、結構耳弱いんだ…まったくもう。








「夜のオカズみたいな」


大悟は、サラッと訳のわからないことを言う。



…オカズ?




「意味わかんねぇ」


話の内容が噛み合わないとはこのことだな。


さっぱりで首を傾げることしかできない。




「まぁとりあえず、岬も俺だけの前でしか出したらだめだよってこと」




なぜか、そう雑にまとめて

大悟は念をおしてくる。





「そういうきまりでもあるのか?」



俺がそう聞いたら、




「…そうだよ」


と大悟は、少し間をあけて答えた。



んだ、その間は。

でもそういうきまりがあるみたいだ。


そんなの初知り…。




「へぇー、そうなんだ」


嘘っぽいけどな。



「信じてないみたいだけど、じゃないと病気になるから。(ごめん、嘘)」


俺の肩に手を置きながら真剣な顔で言う。




「ヒィっ!ま、マジかよ!!」


また恐怖が振り返す。

う、嘘だろ…。


俺は、またゾッとして体が固まる。





…副声音で何か聞こえたが気のせいだよな?






と、とりあえず、誰の前でも

あんなの出さなければいい話だよな?




そう、今まで通りみたいに。











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