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「俺は、男だ!クソ野郎」

第8章 ドキドキが止まらない。







それに、人のものを口に含むとか

汚いだろ。


なに考えてんだか本当想像できない。






「もう、あんなことすんなよ」


念のために言っておく。




「あんなことって?」


大悟は、面白そうにニヤリと笑みを浮かべる。




なに。その、

いかにも知らないよみたいな顔は。




「知ってるくせにいちいち聞いてくんな。…わ、わかったな?絶対にやめろよ」



少し躓いたが


ちゃんと言わないと、

大悟は、同じことをする習性がある。



だから気を付けないといけない。






「なにそのもっとしてみたいな」



「はぁ!?バカかお前は」



人の話をどう解析してそうなった。

もう呆れてため息を溢す。




「ぜひ、大悟の脳内を覗かせてくださいってくらいだ」




きっと、

精神年齢は3才とかだろ。




「なに可愛いこと言ってんの。覗いても、岬だけしか映ってないよ」



さも当然かのように答える。



「可愛いもくそもあるか。やっぱ、お前お母さんみたいだな」




いろいろと

通じないことが発覚した。






それを聞いた大悟は『お、お母さんかぁ…』と

ぶつぶつ言いながら

ガクリと残念そうに肩を下ろしていた。










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