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「俺は、男だ!クソ野郎」

第2章 ふ、ふざけんな!







いつもいつも俺をバカにしては、からかう。



ツンデレってなんだよ。

意味わからん。



ま、どうせ文句言葉の一つだろ?




「ムカつく奴め!」


大悟を睨みながら、大声で言い放った。




そしたら、口角を上げて笑う。




その身長も整った顔も運動神経も

全部ムカつく。







すると、誰かが割って入ってきた。





「そこの君たち、少しは落ちついて」



「「ん?」」




誰だ?この目立つ髪の金髪野郎。










「まぁまぁこんな男ばかりの男子校でケンカはやめ…――」





金髪野郎は、

俺を見てピタリと止まった。




「んだよ?」



「な、な、なんでここに女の子がいるんだ!?」




え?女子…?





「どこにいんだよ」


俺はキョロキョロと周りを見渡すが

女子はいない。




てか、ここって男子校だろ?


さっき門のとこに

【早乙女学園男子校】って詳しく書いてあるのを見たぞ。





「じゃなくて、君だよ」


「は…俺?」



コクンと頷いて俺を指差す。







え。





―――…この俺が女だと!?











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