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「俺は、男だ!クソ野郎」

第8章 ドキドキが止まらない。








なんだ、そうだったのか。

冷静に思った。







そんな俺の様子を見て大悟が

なぜかイラつかせていた。






「気づてないみたいだから、もっとおかしくしてやる」




「えっ!?」




ちょ、お前鬼じゃねっ!?





俺の弱点に気づいたって、感じなわけね。





くそぅ。




新たに発覚してしまった弱点。




グイッー




チュッ。






不覚にもポカンとなる。







い、今

俺…チューされた!?



正確にはおでこにだけど。



それでも、心臓がおかしくなる。







「今日はこれぐらいにすっか」



と大悟は悪戯に笑う。







心拍数、

今やばいんじゃねぇか。







…待て。



今日は、

このぐらいって次があるのか!?




そんなの怖いこと企むな。

まじで鬼じゃん。











あとは、罰とかなんとか言われて手を握られた。


嫌がらせ?









でも…。




もう、なんつーか、

ドキドキが止まらない。














……この胸の高鳴りの本当の正体は

俺にはまだわからなかった。












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