「俺は、男だ!クソ野郎」
第9章 うん。はい断る
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適当にぶらぶら歩いていたら
さっそく厄介なやつにつかまった。
「しつこい。…ストーカー?」
「まあ、そんなピリピリしないで。てかてか!可愛いね姫のそのメイドの姿。まじ萌え萌えきゅん」
指でハートを作っている、
チャラ男こと、翼先輩。
…画的に危ない。
「引くわ~」
そう言って、
無視して歩くと後ろから抱き締められる始末。
「姫!引かないで!!」
そうさせてるのはお前でしょうが。
「通報しますよ?邪魔」
「ちょ、携帯しまおうか!!」
「じゃあ、離せ」
『わ、わかったよ』
と言いながらしぶしぶ離してくれた。
…と、思ったら。
「ねぇ姫~!ウサギのこと調べたら面白いことがわかったんだ!聞いて~」
なぜか、話を聞かされる立場に。
…なんだ、これ。
「……なんでそんなこと調べてんだ?」
早く終わらせたいため、話を聞くことにした。
「何となくだよー!でね、ウサギは、性欲旺盛で、オス同士で交尾することもあるんだって…!」
「……?」
…どういう意味だ?
話についていけないため、
『そうなんだー』って頷いておいた。