「俺は、男だ!クソ野郎」
第4章 調子乗んなっ!
少し、落ち着いたところで
「てか、お前。何呑気に岬の隣座ってんの?」
ふと、大悟が金太郎に
そう言った。
「だって、ここが俺だし!岬ちゃんの左隣~♪」
「あーぁ、マジかよ。…面倒なことになりそう」
ガクッと首を下に向ける大悟。
その気持ち、すっごく
わかる。
「あ、岬ちゃん!ちょっと、俺のとこ向いて」
そう金太郎は、言って
改めてチラッと見ると、
包帯で右手を巻いている
金太郎の姿があった。
俺は、目を見開く。
「お、お前…。骨折したのか!?」
「うん~そうなんだ。昨日、誰かさんにバキバキ殴り、蹴られでね」
金太郎は、痛そうに
骨折した部分を眺める。