「俺は、男だ!クソ野郎」
第4章 調子乗んなっ!
「俺が言いたいのは、あーいうのがここには、いっぱいいるってことだよ。だから、朝入学式で、生徒会の奴らが挨拶していた時に、周りがキャーキャーと甲高い声を出して騒ぎだし、うるさかったわけ。理解OK?」
大悟は、長々と
ちゃんと教えてくれた。
え…?ちょっと待て。
あーいうのって、
平気で人をからかう奴が
たくさんいるってことだよな!?
おもしろがって、人のズボンを
脱がそうとするそーいう奴らがここに…!?
や、やばくね!?
俺は、このとき
とんでもないとこに入学して
しまったんだと心底思った。
で、でも何で生徒会の奴らは、
キャーキャーと騒がれてたんだ?
生徒会って、偉い奴らって
思っていたけど、一般生徒にバカにされてんのか?
俺は、そこだけ
わからなくて、顎に手を当てながら
考える。
そんな俺の様子を見ていた金太郎が
「岬ちゃん、その様子だとまだわかってないことがあるみたいだね」
と言ってきた。