「俺は、男だ!クソ野郎」
第4章 調子乗んなっ!
ま、学校なんて、
面倒くせーし、気まぐれで来ているもんだ。
生徒会になったものは、授業免除っていう
特権があり、いつものんびりできる。
それなのに、理事長に
入学式どうしても生徒会から何かひとこと
挨拶をしてくれと頼まれ、
仕方なく、一日ずらしてもらって
引き受けた。
はぁー、今日の入学式ちょーうるさくて
鼓膜が破れるかと思ったぜ…。
あー、結構疲れた。
俺は、生徒会室の自分の机に
うつ伏せる。
「なぁー、帝。1年の姫って知ってるか?」
すると、突然
チャラ男で有名な生徒会書記の橋川翼が横から
そう言ってきた。
「は?…姫?」
誰だ、それ。