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子犬と俺の物語

第14章 絶対

隣の人に物を返して俺は家に帰らずそのまま外を歩いた。

雅紀「……」

全部嘘か…

騙されてたんだ…

俺は公園に来た。

公園のすべり台に登り座る。

雅紀「あは…はは…」

騙されて悲しいの…?

それとも…

今夜は月が見えて綺麗…

でも…視界が滲む…

雅紀「俺…みんなに騙されてる…!」

俺は涙が止まらなかった…

雅紀「ヒック…うぇぇぇん…!」

俺は夜の公園で一人で声を出して泣いていた…

友達にも騙されたことだってあるし…

彼女にも騙されて…

しかも…

和にも騙されていたなんて…

俺…

雅紀「生きてる意味…あるかな…」

そんなこと思った…

すると、

「雅紀…‼︎」

声が聞こえる…

暗くてあまりよく見えないけど…

電柱の明かりで見える…

和の姿…

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