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子犬と俺の物語

第14章 絶対

俺は雅紀に伝えた…

人間じゃない俺…

子犬は人間に恋しちゃダメなんだ…

伝えた途端、雅紀から笑顔は消えた…

智の時もそうだった…

最初は悲しんで、でも俺を受け入れてくれた…

雅紀も同じようにしてくれるかと思った…

雅紀「俺…隣の人に物を返してくる…」

雅紀の冷たい目…

いつも俺を見てくれている微笑みある目じゃない…

雅紀は家を出た。

隣だから直ぐに帰ってくると思った。

和也「遅い…」

まさか…

俺は直ぐに家を出て探した。

雅紀の匂いを感じながら探す…

暗くてあまりよく見えないけど…

公園から雅紀の匂いを感じた。

和也「雅紀…‼︎」

絶対近くにいる…

和也「雅紀…‼︎いるんでしょ…⁉︎返事して…‼︎」

俺は叫んだ。

すべり台の方から気配を感じて俺は上に上がった。

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